勇午

おすすめ度★★★★☆

作品名：勇午

原作：真刈信二

作画：赤名修

巻数：全２２巻

出版社：講談社

掲載誌：月刊アフタヌーン

成功率９７．４％を誇る交渉人（ネゴシエーター）別府勇午の社会派サスペンス漫画です。

舞台は世界を巡り、世界情勢から宗教問題まで幅広く取り上げています。
交渉人ということですが、ただの個人間での交渉ではなく、裏には大きな歴史的背景を抱え、その歴史の謎を解き明かすほどの壮大な物語ばかりです。
全２２巻中１１章で構成されており、一話が比較的長い一話完結漫画です。
話は硬派かつシビアで、一話一話作者が各国に飛んで取材を通じて書き上げた力作だけあって、どれも完成度が高くおもしろいです。
知性にあふれる勇午ですが、わりとミスを犯すうえ、状況によっては命を賭して行動に出るのでハラハラします。
しかし、どの最終話もそのハラハラを裏切らない満足いく内容でした。
話は比較的難しく、途中で止めると忘れてしまうので、一章ごとに一気に読むことをおすすめします。

続編で「勇午the Negotiator」がありますが、こちらはまだ未読です。

勇午　通常版
定価12,291円（税込）
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勇午

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