げんしけん

げんしけん|おすすめ漫画レビュー

げんしけん

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げんしけん

 

 

おすすめ度★★★★☆

 

 

作品名:げんしけん

 

作者:木尾士目

 

巻数:全21巻

 

出版社:講談社

 

掲載誌:月刊アフタヌーン

 

椎応大学サークル棟304号室「現代視覚文化研究会(以下現視研)」。
かつてオタク文化の垣根を越えるべく誕生したこのサークルも、今では活動目標と存在価値を失いオタクの溜まり場と化していた。
新歓祭、新入生の隠れオタク・笹原は、「ある種」のサークルに入ろうと意気込む中、見学先の現視研にて2年生会員・斑目と暴力的な1年生・春日部から手痛い「歓迎」を受ける。
一旦は距離を置く笹原だったが、新会員・高坂との交友を経て入会。
オタクとして着々と成長を遂げてゆく。

 

おたく青春コメディ漫画です。
二部構成になっていて、一部は9巻までで一度完結しているみたいなのですが、主人公卒業後の「その後」が読み切りでスタートし、それが正式な続編となったようです。
二部も「現視研」が舞台となっているので、卒業生、新入部員などの変化はありますが、完全に続きものです。
おたくにも色々あるようですが、「げんしけん」は「漫研」や「アニ研」のようにおたくのジャンルが絞られておらず、同人誌、コスプレからBLまで幅広いおたくが揃っています。
「げんしけん」は大学のサークル室が主な活動拠点となっていますが、所々見たことある風景だな〜と思っていたら、舞台となった大学は管理人の母校でした。
そのため他の人より愛着をもって読んでしまったのもあるかと思いますが、おたくではない管理人(漫画は多少おたくです。)が読んで拒否反応もなく分かりやすく普通に面白かったです。
そんなに夢中になって読むタイプのジャンルではないと思うのですが、心理描写が妙技でキャラ個性、人間関係も抜群で続きが気になりました。
大学四年間でそれぞれのキャラが少しずつ成長?自我が目覚めていく過程も上手いです。
しいて言うならば、完全に偏見ですが、おたくサークルにこんなに美男美女揃うかっていうのはあります。
そして終盤は完全にラブコメですが、それはそれでありでした。
おもしろいです。

 

 

げんしけん  通常版
定価13,176円(税込)
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