ふたつのスピカ｜おすすめ漫画レビュー

おすすめ度★★★★☆

作品名：ふたつのスピカ

作者：柳沼行

巻数：全１６巻

出版社：メディアファクトリー

掲載誌：コミックフラッパー

2010年、日本初の有人宇宙探査ロケット「獅子号」が鴨川アスミの住む唯ヶ浜に墜落する。
アスミは「獅子号」のパイロットの幽霊「ライオンさん」と出会い、ロケットの運転手になることを誓う。

絵からは想像できないシリアスで情熱的、そして切なく、それでいて温かいお話でした。
主人公のアスミはとにかく真っ直ぐで心の綺麗な優しい子。
そんなアスミのまわりには、やっぱりそういう心温かい人間が集まります。
でも現実は残酷で、数々の試練がアスミ達の前に立ちはだかります。

この漫画を見て心を打たれない人なんているのかなーと思うぐらい泣きました。
もう何回泣いたかわかりません。
しまいには完結後のおまけの作者談「もうひとつのスピカ」でも泣いてしまいました。

ちょっと悲劇が起きすぎなのと、回想シーンが多すぎるかなというのが気になりましたが、話としてとてもおもしろかったです。
柳沼先生の執筆は今後チェックしていこうと思います。

ふたつのスピカ　通常版
定価9,040円（税込）
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ふたつのスピカ