からん

からん|おすすめ漫画レビュー

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おすすめ度★★★☆☆

 

 

作品名:からん

 

作者:木村紺

 

巻数:全7巻

 

出版社:講談社

 

掲載誌:月刊アフタヌーン

 

京都でも長い伝統のあるお嬢様学校、京都市左京区にある望月女学院高校へ入学してきた高瀬雅と九条京。
高瀬は中学時代に柔道で京都2位に入っており、九条を含め外部入学者を中心に仲良くなった他の新入生に柔道部へ入部することを誘う。
高瀬以外は素人だったが、練習見学を経て全員が入部することに。

 

高校女子柔道漫画です。
怪物三年生・大石萌と天才一年生・九条京。
主人公はそのどちらでもない高瀬雅という女の子ですが、鋭い観察眼、深い教養、高いカリスマ性で、この二人を含む柔道部やクラスをもコントロールするという、なんとも不思議な設定です。
まずは冒頭から怒涛のキャラ紹介で脳がやられました。
舞台が京都なのでセリフは基本的に全て京都弁です。
本格柔道漫画でありながら、試合シーンがほぼありません。(段取りはあります。)
登場人物はほぼ女子のみです。
そして、さあ今からだというところで謎の打ち切りです。
名作を一つ失った感じです。
多くの伏線が回収されず、なによりも高瀬雅の本当の狙いがあいまいなままに終わってしまい非常に残念でした。
(打ち切りがなければ、おすすめ度最低でも★4確実でした。)
いい意味でも悪い意味でも癖の強い漫画でした。
ちなみに笑いあり、恋愛なしです。
柔道の解説が専門的でややくどく、柔道にまったく興味がない人には辛いかもしれません。

 

 

からん 通常版
定価4,398円(税込)
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