漫画のおすすめ・辛口レビュー｜コミックレコメンド
銀と金
おすすめ度★★★★☆
作品名：銀と金
作者：福本伸行
巻数：全１１巻（文庫版：全８巻、新装版：全１０巻）
出版社：双葉社
掲載誌：アクションピザッツ
裏社会を生きる男達の、株の仕手戦や政治家との裏取引などの駆け引き、殺人鬼や復讐に身を委ねた男と命を懸けた死闘、さらに福本得意のギャンブル勝負を描いた作品である。
ギャンブル漫画です。
福本先生の代表作「カイジ」の前身とも言える作品です。
銀と金で行われるギャンブルはポーカーや麻雀などで、ルールは特殊ですが既存のものなので、カイジのような突き抜けたオリジナルゲームではない分リアリティを感じました。
ストーリーもしっかりしています。
しかし麻雀に関してはそこら辺の麻雀漫画よりは上ではあるものの福本作品の「天」や「アカギ」には及ばず物足りなさを感じました。
その他に殺し合いなどの話もありましたが、銃を持った二人が向き合ったときにどう行動するかなど、そういった「選択」にギャンブル性が感じられます。
「選択」は人間が生きている限り毎日遭遇するものであり、銀と金を読んでいると、それらは全てギャンブル、つまり生きていること自体がギャンブルなのではないかと感じてしまいます。
古めの漫画ですが誘惑、葛藤、一歩踏み出す勇気、心理描写がこの頃からすでに秀逸です。
休載という形で連載終了しているのが残念です。
銀と金 通常版
定価6,215円（税込）
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銀と金
銀と金 文庫版
定価5,447円（税込）
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銀と金（文庫版）
銀と金 新装版
定価6,930円（税込）
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銀と金（新装版）