7SEEDS

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7SEEDS

 

 

おすすめ度★★★★☆

 

 

作品名:7SEEDS

 

作者:田村由美

 

巻数:全35巻

 

出版社:小学館

 

掲載誌:別冊少女コミック → 月刊フラワーズ

 

「7SEEDS」とは政府のあるプロジェクトの名前である。
学者らが「近い将来、巨大天体が降り地球は様々な災害に見舞われ、恐竜が滅亡した時と同じような状態になるであろう」と予測した。
人類の滅亡も危ぶまれるこの事態に、各国首脳らが極秘会議を重ねた結果、このプロジェクトが誕生した。
それは若く健康な人間を選んで冷凍保存し、地球が災厄に襲われている間眠らせ続け、やがて人が住める状態になったとコンピューターが判断したら解凍が行われて放出されるというものである。
人類の種を災厄が過ぎ去った後の世界にも残そうという壮大な計画であった。

 

サバイバル漫画です。
「7SEEDS」=「7つの種」ということで、 冷凍保存されていたのは7人+1人(案内人)で1グループ、それが計5グループです。
そのため登場人物が多く、序盤は登場人物それぞれのエピソードが続くので情報が多く読み疲れます。
7seedsの魅力はストーリーはそれぞれのグループごとに展開することと、ストーリーが進むに連れ徐々に仲間が集結していき、それに連れてどんどん人同士の関係性が深くなっていくことです。
構成は秀逸で、序盤の丁寧なキャラ設定も手伝って、これだけ多くのキャラを立たせるのはすごいです。
しかし少女漫画特有の絵柄と場違いの恋愛感が残念です。
読んでいるうちに絵柄は慣れますが、命をさらされた生き死にの世界の中で愛だ恋だのは本当に背筋が冷たくなります。
後半に恋愛感情は生存本能だから仕方ないみたいな文言があったんで、むりやり自分を納得させましたが、終わってみれば壮大な恋愛漫画だったのではと思ってしまうほどでした。

 

7SEEDS  通常版
定価17,465円(税込)
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