漫画のおすすめ・辛口レビュー｜コミックレコメンド
神々の山嶺
おすすめ度★★★★☆
作品名：神々の山嶺
作者：谷口ジロー
巻数：全５巻
出版社：集英社
掲載誌：ビジネスジャンプ
中年のエベレスト登山隊は二人の滑落死者を出し失敗に終わる。
遠征に参加したカメラマンの深町は帰国する隊員と別れ、あてどなくカトマンズの街を彷徨う中、ふと立ち寄った古道具屋の店先で年代物のカメラを目にする。
エベレスト登山史上最大の謎とされているジョージ・マロリーの遺品と見た深町は即座に購入する。
登山サスペンス漫画です。
主人公の深町は登山家ではあるものの終盤まで登山シーンはなく、マロリーの遺品らしきカメラを発見したことをきっかけに、マロリーはエベレストに登頂したのかどうかという登山界の最大の謎に迫るサスペンス要素の強いフィクション漫画（名前は実在したり実在の人物を文字ったりしてます）です。
読み終わった後に、原作は柴田錬三郎賞を受賞した小説だとしったのですが、納得の完成度の高さです。
画力は普通だと思いますが、読んでいて伝わってくる臨場感、緊張感、リアリティはなかなかでした。
「岳」や「孤高の人」もそうでしたが、登山は死と常に隣合わせなのでストーリーが重くなりがちで、神々の山嶺に関しては笑顔がまったくないので人によっては読みづらさを感じるかもしれません。
神々の山嶺 文庫版
定価3,564円（税込）
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神々の山嶺 ワイド版
定価5,500円（税込）
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神々の山嶺（ワイド版）
神々の山嶺 愛蔵版
定価3,630円（税込）
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神々の山嶺（愛蔵版）