かくかくしかじか

 

 

おすすめ度★★★★☆

 

 

作品名：かくかくしかじか

 

作者：東村アキコ

 

巻数：全５巻

 

出版社：集英社

 

掲載誌：Cocohana

 

林明子は、宮崎県の片隅で伸び伸びと育ち、自分は絵の天才だと思い込みながら少女漫画家になることを夢見ていた。
高校生のころ「美術大学に進学し、在学中に漫画家としてデビューする」という計画を立て、高校3年生で日高絵画教室の美大進学コースに入る。

 

自伝・エッセイ漫画です。
東村先生が高校生の頃からはじまり、一端の漫画家になるまでのお話ですが、サクセスストーリーというよりかは東村先生と絵の師匠である日高先生との思い出の物語という感じです。
馬鹿だけど目標に向かってひた走る羨ましくなるような青春である一方、深い自責の念があり、その思いがこの漫画を描くきっかけになったのかなと勝手ながら思います。
お話しの末尾にちょくちょく入る現代目線でのコメントが、感慨深く切なくて泣けてしまいます。
エッセイはあまり読んだことがなかったのですが引き込まれて面白かったです。

 

かくかくしかじか　通常版
定価4,085円（税込）
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かくかくしかじか