第3のギデオン

第3のギデオン

第3のギデオン

 

 

おすすめ度★★★★☆

 

 

作品名:第3のギデオン

 

作者:乃木坂太郎

 

巻数:全8巻

 

出版社:小学館

 

掲載誌:ビッグコミックスペリオール

 

貧困から子殺しや略奪が発生しているフランス。
反政府活動を行う平民、ギデオン・エーメは、ある日活動に目をつけられ投獄される。
反体制活動をやめ、国王派になるよう命じられたギデオンが持っていたのは、貴族の紋章の入った金時計だった。
ギデオンは幼少期、貴族であるロワール家でジョルジュ・ド・ロワールと兄弟のように育っていた。
ジョルジュに助けられたギデオンは、彼の協力を得て三部会の議員となり、平和な世の中を作るため言葉とペンで戦うことを誓う。

 

歴史漫画です。
フランス革命直前を舞台とした家族愛の物語です。
真実が二転三転し、その度に様々な人が闇落ちしたり、心を取り戻したりと落ち着かない展開ですが、世が世なのでリアリティのある描写とも言えます。
管理人は中世ヨーロッパの時代背景に疎いので詳しい知人に聞いた話と照合したところ、ストーリーは基本的に史実に基づいているようで、マリーアントワネットやルイ16世のキャラクターも概ね歴史認識としては正しそうです。
ロベス・ピエールなど他にも実在する人物が登場しており、フランス革命の都市伝説的なエピソードも盛り込まれているようです。
管理人が無知なだけですが、キャラクターについては率直に意外でした。というより認識と真逆でした。
そのためか、とても新鮮に読むことができました。
最終巻前後から急にテンポが早くなり、駆け足で終わってしまった感があります。
トータルとして面白かったですが、前作の「医龍」や「幽麗塔」が偉大すぎて、比べると見劣りしてしまいました。

 

 

第3のギデオン 通常版
定価5,036円(税込)
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第3のギデオン


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